1日1行書くだけのズボラ家計簿のやり方を紹介します
参考にした本は↓です
まずは簡単に自己紹介させてください
自作のExcel家計簿の作り方を書籍化するほどの、Excel家計簿愛用者です
Amazonで「家計簿 kindle」で検索すると表示順位「1位~4位」をウロウロしている本の著者です
普通の人よりは少し家計簿について詳しいと思うので、家計簿の付け方や様々な家計簿について解説しています
ちなみに、私は断然、エクセル家計簿推しですが、だからといって全ての人がエクセル家計簿を使うべきだとは思っていません
家計簿の好みは人それぞれなので、今回の記事では、エクセル家計簿との比較はせず、自分に合う家計簿を探している人の参考になれば良いなと思っています
あきのズボラ家計簿とは
10年以上家計簿を付けていたあきさんですが、いかに安いものを買うか、お金を使わないかを考えているのに、
お金が貯まらず、自分の家計管理に全く自信がなくなっていたそうです
危機感を覚えたあきさんが、1日1行1分、楽に付けられてお金が貯まる家計簿を試行錯誤した結果できたのがあきの家計簿です
その後は、以前より欲しいものを買って、生活を楽しんでもお金を貯められるようになりました
あきのズボラ家計簿のコンセプト
1日の支出を1行でつける
あきの家計簿で1ヶ月の間にやることは、
・1日1行分の支出をノート片面1ページに記入すること
・月に1回1列の集計表を完成させること
です
1日の支出を1行で付けるのはシンプルでわかりやすいですし、表としてまとまっているので集計作業もしやすそうです
・日々のやりくりは↑の画像の「毎月の家計簿」に記入
・月末の集計作業は↑の画像の「集計表」に記入して収支を計算します
付けるだけの家計簿から脱却
つけるだけ家計簿から貯まる家計簿にするためには、
・家計簿をつける手間
・予算を立てて守る手間
・家計を振り返る手間
をなくすことが推奨されています
余計な作業はなくして、費目決めを工夫することで↓のような好循環がうまれます
手間が少ないから家計簿を続けやすい
↓
それぞれの費目の役割が明確だから、予算を守りやすい
↓
費目分けを工夫することで、無駄遣いがわかる
↓
結果、貯金できる
費目分けの工夫については、これから解説していきます
家計管理の流れ
大まかな家計管理のやり方を紹介します
① 「集計表」で管理する費目を決める
(水道光熱費などの自動引き落としの支出など)
↓
② 「毎月の家計簿」で管理する費目を決める
(「食費・日用品・娯楽費・特別費」を基本に4〜8費目になるように設定)
↓
③ 家計簿の記入枠を作成
(作成方法も書籍で解説されています)
↓
④ 現金を用意して、毎月の家計簿で設定した費目を現金の中から支出して、
毎月の家計簿に記入する
↓
⑤ 月末に集計表に「収入・固定費支出・現金支出」を記入して収支をだす
(集計表には口座残高を書く欄があるので資産状況もわかります)
「毎月の家計簿」で集計したものを、集計表に「現金支出」として記入します
毎日やりくりする現金も、項目ごとや週ごとに分けるのではなく、まとめて生活費としてやりくりする方法がおすすめされています
なんと言っても「ズボラ」家計簿なので、家計簿作業はかなりシンプルです
あきのズボラ家計簿の特徴
費目分けが超重要
毎月の家計簿で何の費目を管理するかは、とても重要です
あきの家計簿では基本の費目にこの4つを挙げています
- 食費
- 日用品
- 娯楽費
- 特別費
この4つの費目以外は、「教育費・習い事費・お小遣い」など、それぞれの家庭で必要になりそうなものを追加してください
全部で4〜8費目にするのが管理がしやすいです
書籍では、作っていい費目や作ってはいけない費目の一覧も載っているので費目決めの参考になります
また、費目決めで「衣服費」や「交通費」など月に1回程度の支出しかない費目は作らず、
他の費目にまとめることで家計管理の手間が少なくなります
生活に必須な費目とそうでない費目に分ける
あきの家計簿ではそれぞれの費目に何の支出を入れるのかルールがあります
「食費」「日用品」には生活に必ず必要なものだけ入れる
「食費」「日用品」に入らないものは「娯楽費」「特別費」に入れる
例えば、
外食は「娯楽費」
高額な化粧品は「個人のお小遣い」
シャンプーなどの生活必需品は「日用品」。雑貨は「娯楽費」
ちょっとしたレジャーや医療費は「娯楽費」
比較的高額で季節やイベントに関連する支出は「特別費」 などなど
書籍ではより詳細にそれぞれの費目の説明がされています
このルールを設定することで、食費の中に、外食費など月の変動が大きい支出が入らないので、毎月の食費の支出額が安定し予算を守りやすくなります
家計簿は付けるだけでなく、振り返ることが大切
費目を細かく付けてしまうと、何をどう削減すればいいのかわからず、結局、それぞれの費目の支出額を限界まで減らす苦しい家計管理になってしまいます
あきの家計簿では、費目が大きく分けて2つに分けられます
「必ずいるもの支出」(家賃などの固定費や食費、日用品費)
「あると嬉しいがなくても困らない支出」(娯楽費、特別費)
です
家計の中で「あると嬉しいがなくても困らない支出」がわかることで、家計のムダが一目でわかるようになります
多くの家計簿では、まず先取り貯金と予算を決めて、それさえ守れば貯金できるというものが多いです
あきの家計簿では家計簿を付けたあとに支出を見直す所を重要視して作られています
あきのズボラ家計簿の感想
費目分けの新しい考え方
あきの家計簿の考え方はかもしかの家計簿でも参考にしています
簡単に言えば、あきの家計簿の費目分けは
支出を物やサービスの種類で分類するのではなく
自分自身の価値観で支出を分類しています
そのため、ガソリン代は、車が移動手段として必須なら「日用品」
レジャーなど余暇で使うことが多いなら「娯楽費」
など、人によって入れる費目が変わってきます
かもしかの家計簿では、
価値観で支出を分類するものを「価値分類表」
支出を物やサービスの種類で分類するものを「集計表」としています
かもしかの家計簿はExcel家計簿のため、支出さえ入力すれば、自動的に集計や表の作成をしてくれて手間がないので、「価値分類表」と「集計表」の2つの家計簿を作っています
あきの家計簿は手書き家計簿なので手間を減らすために、それらをまとめて1つの家計簿として作っています
思い立ってすぐに始められる家計簿
このブログではいくつか袋分け家計簿を紹介していますが、
袋分け家計簿は先取り支出や予算をある程度決めてから家計簿を始めるものが多いです
ただ、家計簿が中々続かない人が、まず最初に先取り貯金額を決めて、予算設定する費目を決めて、特別費の積み立て金額を決めるのはかなりハードルが高いと思います
散らかっている部屋を片付けるときに、頭の中だけで収納場所を考えていくより、片付けながら収納場所を調整していけた方がやりやすいのと同じです
その点、あきの家計簿は表の作成もシンプルで、費目もある程度決まっているので、現金があればすぐに始められます
さらに、家計簿を付けたあとに何の費目を見直せばいいかも解説されているので、ノープランで家計簿を始めても、支出の見直しができるのは良い点だと思いました
この記事ではあきの家計簿の概要だけを説明しましたが、書籍では、
予算の決め方・1ヶ月目、2ヶ月目の家計簿の進め方・貯金をしながらも生活の質を上げるお金の使い方など詳細に載っています
キャッシュレス支払いに対応したあきの家計簿もあるようです↓
費目分けの方法が似ているえまの家計簿も紹介しています
えまの家計簿はやりくりする費目をたった3つだけで管理する手書き家計簿です
項目(費目)は3つだけ!!これ以上ないシンプルな手書き家計簿の作り方を紹介
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
このブログは私が大好きなExcel家計簿に限らず、自分に適した家計簿を探す手助けをすることをモットーに家計簿の付け方や様々な家計簿を紹介しています
出版した書籍は↓です
書籍化した本の内容をさらにグレードアップさせて、作り方を動画でわかりやすくまとめた動画コンテンツもリリースしました
書籍や動画コンテンツの詳細は⬇の記事に載せてます
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