家計簿歴10年の結論!項目の決め方,すぐ使える項目一覧を完全ガイド!!

家計簿のつけ方

これまで10年間、試行錯誤しながら家計簿をつけてきました

色々な家計簿を試したり、様々な家計簿のハウツー本を読んできた中で、項目(費目)の決め方について私の結論をまとめました

  • 家計簿に何の項目を入れればいいかわからない
  • 家計改善に繋がる、続けやすい家計簿にしたい
  • 家計簿の費目の具体例、項目分けのアイデアが欲しい

こういった悩みを解決するのに役立つ記事にしました

まずは簡単に自己紹介させてください

自作のExcel家計簿の作り方を書籍化するほどの、Excel家計簿愛用者です
Amazonで出版した書籍は月平均5000ページほど読んで頂いています

このブログは私が大好きなExcel家計簿に限らず、自分に適した家計簿を探す手助けをすることをモットーに家計簿の付け方や様々な家計簿を紹介しています

1. 家計簿は項目分けが9割!!

1-1. 家計簿を続けるには項目分けが重要な理由

どの項目を付けるか決めることで、家計簿で何を知ることができるか決まります

項目を細かくすれば、無駄遣いがわかりやすくなりますし、
項目をシンプルにすれば、家計全体のお金の流れがわかりやすくなります

例えば

家計簿の項目分けは、カメラのピントのようなものです

細かくピントを合わせれば、細かい出費のクセまでわかります
でも、広角で撮れば、家計のバランスやお金の流れが分かります

家計のどこに焦点を当てたいかによって、項目の分け方も変わってきます



項目分けは家計簿の一丁目一番地です

家計簿を挫折しないためにも項目分けは大切です

1-2. 挫折しない家計簿

項目分けがうまくいかないと、家計簿を付けるのに手間取って、面倒くさくなったり、

なんとなく付けてるだけで、何を節約したらいいかわからなくなります

私の実体験ですが、

家計簿を始めたばかりのときに、

どの項目にどの支出を入れるのか、ごちゃごちゃになってしまい、

「これって意味あるのかな」と思ってしまって家計簿が信用できなくなり、

モチベーションが下がってしまったことがありました

なんとなくで項目分けをしてしまうと、家計簿を挫折する可能性が高くなってしまいます

挫折しないためには、何のためにその項目を作るのかしっかり考える必要があります

2. 家計簿の項目の決め方

では、どんなふうに項目を決めればいいのか、

項目の決め方のコツと、私が実践している費目分けを解説します

2-1. 項目決めのコツ3選

家計簿の目的を明確にする

まず家計簿で何を知りたいのかが大切です

赤字か黒字かを知りたいだけなら、収入と支出の2つの費目だけで十分です

無駄な支出を見直したいなら、見直したい費目を設定したり、細かく付ける必要があるかもしれません

このサイトの費目一覧のような、よくある費目分けを真似するだけではなく、家計簿を付ける目的を項目に反映させることが大切です

支出の頻度で考える

費目分けするなら、
支出の頻度(毎月かかる支出なのか、たまにかかるものなのか)
を考えるのがおすすめです

具体的に言うと、旅行中の夕食代は、食費ではなく娯楽費として付けたほうが良いです

理由は、旅行中の食事代を「食費」として付けてしまうと、
毎月、旅行に行くか行かないかで食費の金額が変動して、

毎月必ずかかる食費の金額がわかりづらくなるからです

毎月の食費額が安定しないと、予算管理も難しくなります

つまり、「食費」には
毎月必ずかかるスーパーで使う食費だけを入れて、
不定期にかかる食費は入れない
など、

支出の頻度を考えた費目分けが大切です

行動に繋がるものを費目化する

例えば、電車代を「交通費」として費目分けしても、
「今月は交通費がかかりすぎてるから節約しよう」とはならないと思います

交通費は仕事や旅行とセットで支出するものなので、「経費」や「娯楽費」に入れた方が

「今月は娯楽費がかかったから、来月は家で過ごそう」など具体的な行動に繋がりやすいです

同じように、被服費や美容費という費目を作っても、節約しようと思っていないなら

「日用品費」にまとめていれて、費目化する必要はないと思っています

お金をかけたい部分や節約・管理したい支出はしっかり費目化して支出額をコントロールして、

それ以外はまとめて付けるなどメリハリのある費目分けが大切です

2-2. 家計簿歴10年の私がおすすめする費目分け

私がおすすめする費目の分け方は、階層構造で付けることです

階層構造とは
項目(費目)を大分類→中分類→小分類のような形で、段階的に細かく分類していくことです

例:
支出 → 食費 → 食品 or 昼食 or 夕食
収入 → 給与所得 → 妻 or 夫

私の家計簿では↓のような形で付けています
中分類のみの表示

小分類まで表示

このような形で何に使ったか詳しく知りたいときは小分類まで表示して、

家計全体をシンプルに把握したいときは中分類のみ表示しています

一般的な費目分けだと、費目を増やしすぎると、わかりづらくなってしまいますが、

階層構造なら費目を詳しく見て分析することも、中分類だけ表示してシンプルにすることもできます

色々な家計簿をつけてきた中で、私が最終的にExcel家計簿に落ち着いたのは、
階層構造で費目分けが便利すぎたからです

より詳しく知りたい方は下の記事で解説しています

3. すぐ使える!家計簿項目一覧、具体例

3-1. 家計簿初心者におすすめな項目一覧

先ほどの階層構造はExcel家計簿以外で実践するのは難しいです

そこで、手書きやアプリで家計簿を付けている人むけの一般的な費目分け一覧を紹介します

費目分けを失敗しないためには、なるべく費目分けをしないことが大切です

一体、何を言っているんだ

と思われるかもしれませんが、

家計簿を始めたばかりなら項目が少ないほうが、家計簿は続けやすいです

家計簿初心者におすすめな費目分けの具体例を紹介します

※タップすると開きます

・↓は代表的な固定費を挙げています

・高すぎる固定費があれば契約を見直して節約しましょう

家賃

住宅ローン

水道光熱費

通信費

保険代

カーローン

サブスク

・固定費以外の支出は変動費 or やりくり費としてまとめましょう

・最初は全てまとめて変動費にして、↓の中で削減したい、管理したい費目があれば、その費目だけ抜き出して付けるがおすすめです

食費

日用品費

娯楽費、遊興費

雑費

美容費、被服費

飲み会代、交際費

嗜好品費、お酒代、タバコ代

ギャンブル

間食、コンビニ代、外食費

車両費

ペット代

教育費、子ども費、学費

医療費

趣味費、推し活代

・最初は特別費まで収支に入れると、赤字が続いてモチベーションが下がってしまうので、特別費を除いた支出額が黒字になっていればOKにするのも良いと思います

・最初から完璧な家計管理はできないので、自分を甘やかしながら、ゆるく始めましょう
その間に収入を上げるための行動や固定費を下げて貯金しやすい家計を作りましょう

冠婚葬祭

車検代

高額家電の買い替え

自動車税、固定資産税

お年玉

誕生日、記念日、イベント費

3-2. 私の家計簿の項目一覧

私の家計簿の費目分けは、支出→食費→昼食 or 夕食のような階層構造にしています

ここでは私の費目分け一覧を紹介します

食品(スーパーで買う食料品など生活に必要な食料)

間食

昼食

朝食

夕食

ふるさと納税(寄付額のほとんどは税金の控除分なので、食費としては自己負担額の2000
円だけ入れています)

雑貨(百均での購入品など)

住宅関係(家のDIYや修繕など家にかけた金額を知りたかったので費目化)

家具

衣服

パソコン関係

生活必需品(シャンプーや洗剤など生活に必ず必要な日用品)

子ども関連

・車を維持するためにいくらかかったか知りたいので費目化しています。費目化することで次に車の購入を検討するときに、維持費まで含めたコストがわかるので参考になります

ガソリン

オイル交換

タイヤ

車購入

点検

軽自動車税

車小物

洗車

自動車保険

自動車税

車検

旅行(旅行中の食事代や交通費、ホテル代)

遊び(日帰りで出かけたときにかかった食事代や交通費、入場料、チケット代など)

ジム

スポーツ

書籍

ガス代

住宅ローン

保険

携帯

散髪

浄水器

水道代

通信費

電気代

灯油

駐車場代

家賃

小遣い

サブスク

Wi-Fi

・確定申告するときに医療費控除の対象になるか確認するために、費目化して1年間にかかった医療費を集計しています

診察

薬(セルフメディケーション)
ドラッグストアなどでセルフメディケーション税制対象の市販薬を購入した場合に、控除が受けられるので、金額がいくらか集計できるようにしています

歯科

その他

会費

交通費

手数料

年会費

保険

引っ越し

車中泊

銭湯

入場料

・現在はフリーランスなので、経費として事業の出費も記録するようにしています。

・私は経費が少ないので収支計算に「経費」も含めていますが、毎月の経費が多い方は「経費」を除外した収支を出すこともできます

サーバー代

交通費

特急代

会議費

研究開発費

仕入れ

事務用品費

消耗品費

新聞図書費

接待交際費

送料

通信費

定期契約

・払ったぶんの税金の元をとるためにも、費目化してコストとして意識するようにしています

健康保険

雇用保険

厚生年金

住民税

所得税

譲渡益税

固定資産税

国民健康保険

国民年金

不動産取得税

妻健康保険

妻雇用保険

妻厚生年金

妻住民税

妻所得税

・数十万円以上するような高額な出費を入れています。高額な出費を含んだまま収支を計算すると本来の収支額がわかりづらくなるため、大金を除いた収支額も計算しています

税金

車購入

風呂工事

住宅関連

引越し

・会社員のボーナスにかかる税金は、毎月天引きされる「税金」とは分けて費目化しています

健康保険

雇用保険

厚生年金

住民税

所得税

国民健康保険

国民年金

・税金や社会保険を支出として入力しているので、手取りではなく額面でつけています

アルバイト

・ポイントなど少額の収入があったときに使います。ただ、数十円、数百円の金額まで付ける必要はないと思うので、利息などはあまり付けていません

その他

ポイント

商品券

利息

お祝い

返金

配当

・一時所得よりもまとまった収入のときに使います

買取

その他

フリマ

失業給付

車買取

還付金

給付金

副業

・支出と同じように、高額な収入を含んだまま収支を計算すると本来の収支額がわかりづらくなるため、大金を除いた収支額も計算します

お祝い金

贈与

4. 【体験談】家計簿10年続けた私の費目分け実践記

私がこれまで家計簿をつけてきて、意識していることや考えていることを

実体験ベースで紹介します

4-1. たまに発生する支出の項目分け

私は、不定期で発生する出費は特別費にしていますが、

その中でも少額だったり、どの費目にも入らないものは「雑費」に入れています

具体的には、自治会費や免許更新手数料などは雑費として計上しています

費目化しても節約しない支出は、無理に費目分けする必要はありません

どの費目に入れていいかわからないものは、とりあえず「雑費」に放り込んでおけば大丈夫です

全ての支出を管理することはできないので、食費や娯楽費など特定の費目に絞って、管理するようにしています

4-2. 天引きされている税金も支出として計上する

私が家計管理で意識していることは、

「無職、無収入など家計が苦しいときに役に立つ家計簿にすること」です

どういうことかというと、

無職でも、住民税や国民年金、国民健康保険は支払う必要があります

そのため、会社員のときから天引きされている税金・社会保険料も支出として家計簿に付けることで、

無職になった場合、生活するのにいくら必要なのか大体の金額が見積もれます

その見積もりができると、

「貯金が140万あって、無収入でも7ヶ月間は生活できるから会社やめても問題なさそう」

「失業手当の月14万円と貯金を合わせれば、1年くらいは猶予あるから、スキルアップして異業種に転職することもできそう」

などなど、無職、無収入になった場合の必要金額がわかるので、

私自身、お金の不安をかなり減らすことができました

私の実体験は↓の記事で解説しています

家計簿を付けていたおかげで夫婦共に無職になれた話

4-3. 貯金や投資は支出として付けない

貯金や投資を支出として費目化するメリットは2つです

  • 先取り貯金を最初に付けることで、強制的に貯金する習慣づけができる
  • 貯金額や投資額の把握がしやすい

私は、貯金や投資した金額を支出として費目化していません

理由は、貯金や投資を支出にすると、収支額や生活にかかったお金が一目でわからなくなるからです

具体的に言うと、
先取り貯金を5万円する

それを「支出」として付ける

収支がマイナス3万円だった場合

最初に5万貯金しているので、実際は黒字2万円

このように、収支を知るために、頭の中で余計な計算が必要になります

個人的には、先取り貯金や投資をしていても、それは家計簿に付けない方がわかりやすいと思います

ただ、貯金や投資額は把握しておきたいので、
私の家計簿では複数の表を作成するようにしています

↓の集計表は何にお金を使ったのか無駄遣いを分析したいので、貯金額や投資額などは入れない

収支表は、集計表の収入額から支出額を引いた収支額を計算。ここで貯金額がわかります

資産表は月1回作成し、現金や投資した総額の増減や負債に対する純資産額などを把握

「別で2つも3つも家計簿を作るのって大変じゃないの」

と思われるかもしれませんが、

私はExcel家計簿を使っているので、日々の支出や収入のデータを入力すれば、

自動的に複数の表を作成してくれるようにしています

それぞれの役割ごとに複数の表を作成しているので、シンプルに家計管理できています

5. 費目分けの応用テクニック

私が実践している費目分け以外にも、様々な費目分けの方法を紹介します

ぜひ家計簿作りの参考にしてください

5-1. 費目がたった1つだけの家計簿

費目が1つだけの1行家計簿を紹介します

1行家計簿では節約したい費目だけを付けます

かなり変わった家計簿ですが、費目が1つだけで良く、家計簿に記入する作業も1行だけなので、

家計簿初心者に適した費目分けの方法です

5-2. 支出の価値で費目分けする

私の家計簿では食費や日用品費などの一般的の費目を使った家計簿以外にも、

自分の価値観で費目分けする価値分類表という表も作っています

一般的な家計簿では、物やサービスの種類で費目分けしますが、

価値分類表では、自分にとって、

  • 「絶対に必要な支出」
  • 「必ず必要ではないけどあった方がいい支出」
  • 「幸福感を感じる支出」

などに費目分けします

価値分類表のメリットは、少ない費目で家計全体をシンプルに把握できることです

詳しくは↓の記事で解説しています

5-3. お店で費目分けする

食費で費目分けしても、何を節約すればいいのかわかりづらいですが、

スーパー3万、コンビニ1万で費目分けしていれば、コンビニでの買い物を減らせばいいなど、

具体的な行動に結びつきやすいです

また、お店で費目分けすればいいので、費目分けに悩む必要もありません

6. まとめ

様々な費目分けの方法を紹介したので、

結局どれを始めたらいいのか悩んでしまうかもしれませんが、

とにかく、家計簿初心者はできるだけ少ない費目から始めてみるのがおすすめです

そして問題なく家計簿が続けられそうなら、費目を増やしたり、予算管理や特別費積立などチャレンジしてみても良いと思います

最初から完璧に家計管理しようと思うと高確率で挫折します

私が作成しているExcel家計簿は、家計簿初心者でも挫折しづらく、Excel初心者でも作成できる家計簿になっています

興味がある方はぜひ参考にしてもらえると嬉しいです

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

私はExcel家計簿を付けていたおかげで、夫婦ともに無職になっても不安になりすぎることなく生活することができました
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