項目(費目)が3つだけのシンプル家計簿を紹介します
参考にした本は↓です
まずは簡単に自己紹介させてください
自作のExcel家計簿の作り方を書籍化するほどの、Excel家計簿愛用者です
Amazonで「家計簿 kindle」で検索すると表示順位「1位~4位」をウロウロしている本の著者です
普通の人よりは少し家計簿について詳しいと思うので、家計簿の付け方や様々な家計簿について解説しています
ちなみに、私は断然、エクセル家計簿推しですが、だからといって全ての人がエクセル家計簿を使うべきだとは思っていません
家計簿の好みは人それぞれなので、今回の記事では、エクセル家計簿との比較はせず、自分に合う家計簿を探している人の参考になれば良いなと思っています
えまの家計簿とは
著者は2024年10月現在でインスタグラムのフォロワーが15万人のえまさんです
今ではバリバリの家計管理アカウントで家計管理のコツや家計簿の書き方について発信しているえまさんですが、
大学生の頃は浪費三昧で貯金は常に0円だったそうです
社会人になり先取り貯金に出会ってからは、残ったお金でやりくりすることを意識するようになり、家計簿を付け始めました
そんな中、何度も家計簿に挫折するなかで出来上がった家計簿が、「費目は3つだけ」「シンプルで続けやすい」えまさんの手書き家計簿です
えまの家計簿の特徴
支出の項目(費目)は3つだけ
支出の項目は「食費・日用品費」「やりくり費」「特別費」の3つだけです
・食費・日用品費
スーパーで一緒に買うので同じ費目にまとめて管理
・やりくり費
「食費・日用品費」や「特別費」でもない支出
例:外食代、レジャー代、交通費など
・特別費
年に数回や1回の支出
例:固定資産税、誕生日、帰省代、美容室、家電の買い替え、洋服代、旅行代
家計簿は支出した品目を正確に書き写すものではなく、
支出が予算内に収まっているか振り返るためのツールです
そのため大事なのは「正確さ」よりも「管理のしやすさ」です
この費目分けのやり方はアプリやエクセルなど他の家計簿でも応用できます
食費・日用品費の考え方
ドラッグストアなどで食品と洗剤を購入したときにどっちの費目に入れるか問題は、家計管理でよくある悩みです
えまさんの家計簿ではこれをまとめて「食費・日用品費」としています
「食費・日用品費」の予算を週1万円として、残ったら次の週にスライドさせてやりくりしているようです
日用品を数ヶ月に1回、買いだめしているという方は特別費に入れるのも良いかもしれません
やりくり費の考え方
週末に出かけたときに、外食代、入場料、交通費などを細かく費目分けしていくのは大変です
えまさんの家計簿では、まとめて「やりくり費」です
やりくり費の予算は週5000円として、1週目に7000円使って予算オーバーしてしまったら、次の週は家で過ごすなどゆるく管理しています
特別費の考え方
特別費を予算としてとっていないと、高額な出費で赤字になり、家計簿を付けることが嫌になってしまいます
そのため、特別費は年間を通していくらかかるのか書き出しておき、用意しておく必要があります
年間で60万円かかる場合は月5万円積み立てしておきます
しかし、家計簿を始めたばかりで、特別費を払いながら積み立てするのは難しいと思います。
そういった方は積み立てができるまでの特別費は貯金から払う方法がおすすめされています
書籍では特別費一覧表の書き方や、えま家の特別費も公開されているので参考になると思います
家計簿はバインダーで一元管理
家計簿の道具は無印良品とダイソーで揃えます
EVAケース・・・「食費・日用品費」や「やりくり費」用の現金を入れる
リフィールクリアポケット・・・公共料金や医療費などの領収書を入れる
セクションファイル・・・特別費として積み立てた現金の保管用
ルーズリーフ5mm方眼・・・収入や支出を記入
お金に関することが一元管理できてわかりやすいのも良いですし、
色んなアイテムを組み合わせて、自分なりにアレンジできるのも家計簿を付けるのが楽しくなりそうで良いと思いました
それぞれのアイテムの使い方については書籍に詳しく載っています
家計管理の流れ
えまの家計簿の大まかな家計管理の流れを紹介します
ルーズリーフ1枚に月の家計の情報を全て記入します
① 収入から先取り貯金を確保
↓
② そこから住居費などの固定費を引く
↓
③ 余ったお金で「食費・日用品費」「やりくり費」「特別費」を管理する
↓
④ お金を使わなかった日はノーマネーデーのシールを貼る
家計簿を始める前に、先取り貯金の額と生活費の予算を決めておけばOKです
収入から貯金や生活費を逆算して予算を決めるやり方は一般的な家計簿の流れと同じです
ただ、えまさんの手書き家計簿では書く内容が必要最小限になっていて、パッと見た時に家計の流れが一目でわかるようになっているのでシンプルでわかりやすいです
えまの家計簿の感想
このテンプレートや書籍の感想を書いておきます
費目が少ないと家計の状態がよくわかる
家計簿を続けていると、あれもこれもと様々な費目が増えてしまいます
しかし、これには↓のデメリットがあります
・家計の全体像がわかりにくい
えまの家計簿では「食費・日用品費」がまとまっているので、生活する上で欠かせない支出を簡単に把握できます
逆に「やりくり費」はどちらかと言えば楽しむためのお金です
「生活のベースとなる支出」と「生活を豊かにする支出」が分かれていて、家計の全体像が把握しやすくなっています
・細かすぎる費目分けは意味がない
私も前に「交通費」の費目を作ってましたが、交通費はレジャーと一緒に支出することが多いのでレジャー代や娯楽費に入れてしまった方がわかりやすいです
交通費の金額が多いから、電車に乗るのを控えようとはならないですが、レジャー代であれば、「先月使いすぎたから家で過ごそう」など具体的な行動に結びつきます
フルタイム勤務&子育て中でも続く手書き家計簿
えまさんの家計簿は手書き家計簿で手間が多そうと思ってしまいますが、
書く項目は必要最低限で、バインダーで家計簿をまとめて管理できるので、仕事・家事・育児が忙しくても続けやすい家計簿だと思いました
さらに、ノーマネーデーにシールを貼ったり、いろんなアイテムを組み合わせれば、ますます便利に使いやすくなりそうなアレンジのしやすさもあり、家計簿が楽しくなるように工夫もされています
例えば、毎月固定費を書くのが面倒なら別の紙に固定費をまとめて、金額だけ記入したり、
毎月の貯金推移をグラフ化して家計簿のモチベーションを高めたり、様々な使い方ができます
えまさんはフルタイム勤務&子育て中でも続けられたそうです
とにかく書くタイプの手書き家計簿のづんの家計簿も紹介しています↓
「づんの家計簿」の書き方を家計簿本の著者が紹介してみた
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
このブログは私が大好きなExcel家計簿に限らず、自分に適した家計簿を探す手助けをすることをモットーに家計簿の付け方や様々な家計簿を紹介しています
出版した書籍は↓です
書籍化した本の内容をさらにグレードアップさせて、作り方を動画でわかりやすくまとめた動画コンテンツもリリースしました
書籍や動画コンテンツの詳細は⬇の記事に載せてます
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