めんどくさくない超簡単な袋分け家計簿のテンプレートを紹介!!

おすすめ家計簿

今回は袋分けや封筒家計簿に似ているようで少し違う、ウォールポケット家計簿について紹介します。

まずは簡単に自己紹介させてください

自作のExcel家計簿の作り方を書籍化するほどの、Excel家計簿愛用者です
Amazonで「家計簿 kindle」で検索すると表示順位「1位~4位」をウロウロしている本の著者です

普通の人よりは少し家計簿について詳しいと思うので、家計簿の付け方や様々な家計簿について解説しています

そんな私が、「ウォールポケット家計簿」の特徴ややりくり方法について解説します

今回、参考にした本は↓です

ちなみに、私は断然、エクセル家計簿推しですが、だからといって全ての人がエクセル家計簿を使うべきだとは思っていません

家計簿の好みは人それぞれなので、今回の記事では、エクセル家計簿との比較はせず、自分に合う家計簿を探している人の参考になれば良いなと思っています

ウォールポケット家計簿とは

この本の著者はファイナンシャルプランナーである前野彩さんです。

家計のアドバイスを専門にしている著者でも、

数字を書いて集計する、いわゆる王道の家計簿がなかなか続かなかったそうです。

第1章で家計簿の挫折あるあるが紹介されていますが、著者はこのあるあるをほとんど経験済みだそうです

いくつかご紹介すると

・レシートなしの支出で軽くパニック状態

レシートのもらい忘れやレシートがない支出が発生して、落ち込んで挫折

・あっちに計上、こっちでカウント、費目の迷子に光なし

あいまいな費目分けで、先月と今月で違う費目に入れたり、予算を守るために違う費目に計上したり、家計簿が信用できなくなり挫折

・足し算、引き算、何度も合わない私はおバカ?

家計簿上の残金と手元のお金を1円単位まで合わせようとして、イライラして挫折

3つ目に関しては、私も経験済みで、お金が合わなくて1時間くらい悩むこともありました。

お金を合わせる作業はそんなに意味がないと気づいてから、かもしかの家計簿ではやっていません

家計簿挫折あるあるをコンプリートしてきた著者だからこそ、家計簿に書かない、計算しない、収支も合わせない、ウォールポケット家計簿を考え出しました。

ウォールポケット家計簿のコンセプト

家計簿は書くだけが全てではない

家計簿は書いて計算するものという考えは誰もが持っています

しかし、キャッシュレスなど決済方法が複雑になった今では、普通の家計簿を付けるのはハードルが高いと著者は言います

そもそも、家計簿をつけることそのものが目的ではありません

目的は、何にいくら使っているのかを把握し、改善点を知ることです。

その目的が達成できれば、家計簿の形は何でもいいです

徹底的に現金主義

ウォールポケット家計簿は、支払いは全て現金で行うことを前提にしています

もちろん、クレジットカードを使った方がポイントが貯まってお得です

ただ、クレジットカードを使うせいで、家計管理が出来なくなるのなら、使わない方が良いです

家計を把握できてないのに、クレジットカードでお得をとろうとするのは、順番が逆です

まずは家計を把握することが先決です

ただ、現金払いだけと言っても、ネットショッピングをする方は多くいると思います

この本では、ネットショッピングをするならコンビニ払いを使うことをオススメしています

そうすれば現金で払えますし、購入までに手間があるので本当に必要なのか悩む時間ができます

家計簿のルール

ここからは、予算のあり・なしや、先取り貯金なのか残し貯め貯金なのかなど、ウォールポケット家計簿のルールをご紹介します。

ウォールポケットが家計簿代わり

ルールはシンプルです。

「ひと月で使う現金を一度に全部引き出し、

1週間ずつの予算に分けてウォールポケットに入れる。

そして1週間単位で使い切っていく」

↓の画像を見れば、なんとなくわかると思います

↑は本の表紙ですが、週ごとにお金が分けて入れてあり、「毎月マネー・年間マネー」「ごほうびマネー」という項目があります。

順番に解説します。

週予算

1週目、2週目と書かれたポケットに入れてあるのが週予算です

週予算

毎月かかる食費、日用品、レジャー費などを合わせた予算

週予算は毎週同じ金額を入れておき、その中からやりくりします

毎月マネー、年間マネー

毎月マネー

水道光熱費など口座引き落としのお金を除いた、毎月、現金で払う必要のあるお金のこと

書籍では、塾代、習い事の月謝、新聞代などが挙げられています

年間マネー

一般的な家計簿で言う特別費のことで、年間で突発的に必要になるお金のこと

旅行代や税金などのお金のことです

こういった、自分の意思でやりくりできないお金を週予算に入れてしまうと、月によって金額の変動が大きくなり、予算を守ることが難しくなってしまいます

そのため、週予算には入れず、別のポケットで管理します。

ごほうびマネー

ごほうびマネー

週予算を使っていく中で、やりくりできて余ったお金を貯めておく

元々、週予算は使い切ってもいいお金なので、余ったら好きなことに使えます

また、やりくりを頑張った成果が目に見えてわかるのはモチベーションに繋がります

ウォールポケット家計簿の貯め方

ウォールポケット家計簿では、先取り貯金を行います

1か月の収入から、1か月分の週予算、口座引き落としのお金、月間マネーを引いた残りが貯金です

慣れてくれば、年間マネーのお金も、1か月の収入から一定額を積立しておくことか推奨されています

ウォールポケット家計簿の長所と短所

長所

めんどくさくない封筒家計簿

食費や日用品などの費目ごとに封筒に入れて、やりくりをする封筒家計簿と比べると

ウォールポケット家計簿は1週間単位でまとめて予算が決まっているのでわかりやすくて簡単です

また、封筒や蛇腹ケースを持って、買い物に行くよりも、週予算をまるごと財布に入れて会計できるほうがシンプルです

家族と家計を共有できる

ウォールポケット家計簿は壁に掛ける家計簿なので、家族の誰からも、家計の状況が丸わかりです

家族に見られることで、上手にやりくりしようという適度な緊張感が生まれます。

また、家族も家計管理に協力してくれやすくなります

短所

始めるために準備が必要

ウォールポケット家計簿は始めてしまえば、記入も計算も必要ない家計簿です

ですが、週予算や年間マネーなどの予算を決めるために、最低でも1ヶ月間は、何にいくら使っているのか把握するために、家計簿を付ける必要があります

家計簿を付けるのがとても苦手な人は、この最初の難関を越える必要があります

親の仇より家計簿を付けるのが嫌いという方は、まずは適当に予算を決めて、やりながら調整していく方法もあります

支出の振り返りができない

ウォールポケット家計簿は、簡単で続けやすい代わりに何にいくら使っているのかはわかりません

週予算は日用品、食費、レジャー費などを全てまとめているので、無駄な出費がどこにあるのか見えづらくなってしまいます

少額の買い物が積み重なって無駄が生まれているのに、削りやすいレジャー費ばかり節約して、日常の楽しみがなくなることもあるかもしれません

また、ガソリン代や衣服代、家電の買い替えや修理、医療費、散髪、美容費など、

年間マネーほど突発的ではないけど、2,3カ月に1回かかる不定期な支出も要注意です

こういった支出のせいで、いつも通り買い物してるのに、気づいたら赤字になっているということもあります。

まとめ

以上、ウォールポケット家計簿の特徴を紹介してきましたが、最後にまとめとして個人的な感想を言っておきたいと思います

ウォールポケット家計簿は1番最初の家計簿にオススメだと思いました

最初の家計簿に必要なのは、お金を貯めることを楽しいと思えるかどうかです

その点、ウォールポケット家計簿は、細かい費目分けがありません。

また、1週目の予算でやりくりできなかったとしても、2週目の予算から借りて帳尻を合わせるなど、適度なゆるさがあります。

そして、使えるお金が目に見えてわかり、やりくりできたらごほうびマネーが貯まっていくなど、家計管理が楽しくなるような工夫もあります

1番最初に家計簿を始めようとすると、完璧な家計簿を目指してしまって挫折することがよくありますが、この家計簿はゆるく楽しく続けられる家計簿だと思いました。

家計簿を続けることが楽しくなって、短所で挙げた支出の振り返りがしたくなれば、書く家計簿に挑戦しても良いと思います

週予算の決め方や、1ヶ月を4週で割ったときに出る余りの日数分のやりくり方法など、細かい部分は書籍を読んでみてください

また、ウォールポケット家計簿とは真逆で、家計簿にひたすら書く「づんの家計簿」も紹介しているので、気になる方はぜひ

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

このブログは私が大好きなExcel家計簿に限らず、自分に適した家計簿を探す手助けをすることをモットーに家計簿の付け方や様々な家計簿を紹介しています

出版した書籍は↓です

書籍化した本の内容をさらにグレードアップさせて、作り方を動画でわかりやすくまとめた動画コンテンツもリリースしました
書籍や動画コンテンツの詳細は⬇の記事に載せてます

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